YOMIURI ONLINE 胎児の全染色体、妊婦の血液で異常検出可能

ー記事リンク
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160408-OYT1T50032.html

ー記事要約
妊婦の血液で胎児の病気を調べる新型出生前検査を実施しているアメリカの検査会社「シーゲノム」が4月7日に国際人類遺伝学会ですべての染色体において異常を検出できる新たな検査方法を開発したと発表した。その検査方法は「マタニティゲノム」という。妊婦の血液中に胎盤のDNAの破片から胎児の病気を調べられる。

ー疑問
出生前診断は許されるか?

ー意見・主張
DNAの解析技術が進むにつれて、有効に活用することもできるが、その逆もまたありうる。個人のDNAが究極の個人情報になることもありうる。出生前診断はこれから起こる事態に対して処置をとる準備をおこなうことを可能にはするが、生命への侵害にもなりかねない。優秀なDNAだけを選別すれば、多様性を失った画一な世界になりかねない。一様な世界になれば、何かをきっかけにすぐ崩壊するもろい組織になってしまう。そのようなことを防ぐためにも新たな規則をつくらなければならない。

ーその他
DNAの解析は自分の可能性を発見するのにとても魅力的だと思った。